2026.09.06
整備・修理
メルセデス・ベンツ Eクラスワゴン エンスト/冷却水漏れ修理

岐阜県の方
ご入庫時の症状
メルセデス・ベンツ Eクラスワゴンが、エンジンストールする症状と冷却水漏れのため入庫しました。
今回は、エンストにつながる電気系統・点火系統の点検と修理、さらに冷却水漏れの原因確認と部品交換を行いました。
エンスト症状の点検・修理
過電圧保護リレー交換

エンジンが止まる症状から点検を進め、最初に過電圧保護リレーを交換しました。
過電圧保護リレーは、車両の電子制御系統を電圧変動から保護するための重要な部品です。不具合が発生すると、エンジン制御に必要な電源が不安定になり、エンストなどの症状につながる場合があります。
温間時の息つき症状を確認
過電圧保護リレー交換後も、エンジンが温まった状態で息つきする症状が発生しました。症状を確認しながらさらに点検を進め、点火系統に原因があると判断しました。
イグニッションコイル交換

温間時の息つき症状に対して、イグニッションコイルを交換しました。
イグニッションコイルは、スパークプラグで混合気に点火するための高電圧を作る部品です。劣化や不具合があると、エンジンの息つき、回転不良、出力低下、エンストなどにつながることがあります。
ラムダ調整・排気ガス測定

イグニッションコイル交換後、ラムダ調整を実施しました。あわせて排気ガスのCO・HC値を確認し、いずれも良好な値であることを確認しました。
調整・確認後はエンジンの状態が安定し、エンスト症状も発生しなくなり良好となりました。
冷却水漏れの点検・修理
ラジエーターのサイドタンクに亀裂

冷却水漏れの原因を点検したところ、ラジエーターのサイドタンクに亀裂が入り、そこから冷却水が漏れていることを確認しました。
ラジエーターはエンジン冷却水の熱を放出する重要な部品です。冷却水漏れを放置すると冷却水量が減少し、オーバーヒートやエンジン損傷につながるおそれがあるため、早めの修理が必要です。
ラジエーター・サーモスタット交換

亀裂が入ったラジエーターを交換し、同時にサーモスタットも交換しました。
サーモスタットは冷却水の流れを調整し、エンジンを適切な温度に保つ部品です。冷却系統を確実に整えるため、ラジエーターとあわせて交換しています。
交換後に冷却水の状態を確認し、冷却水漏れが改善して良好であることを確認しました。
作業結果
- 過電圧保護リレー交換
- 温間時の息つき症状を確認
- イグニッションコイル交換
- ラムダ調整
- CO・HC値が良好であることを確認
- エンスト症状が解消し、エンジン状態良好
- ラジエーターのサイドタンク亀裂を確認
- ラジエーター交換
- サーモスタット交換
- 交換後、冷却水漏れが改善して良好
電気系統・点火系統と冷却系統をそれぞれ修理し、エンジンの安定した作動と冷却水漏れの改善を確認しました。
MOTORIZEサービス部