2023.07.19
整備・修理
ロータスエリーゼ エンジン不調
岐阜県にお住いのH様の愛車ロータスエリーゼがエンジン不調になったとのことでご入庫いただきました。
エンジンチェックランプが点灯しているのでテスターで診断してみると、スロットルボディの不良で現在はセーフティモード状態です。アクセルペダルは無反応で、暖機後はエンジン回転がハンチングしています。アクセルポジションセンサーの電圧を正しく拾っていないようです。DTC消去も出来ませんでした。
まずは接触不良の確認をする為、カップラーを動かしてみると、エンジン復活!。
カップラーの接続の何かがおかしいようです。断線等の異常が無いか点検する為、分解していきます。配線を裏から軽く引っ張っても抜けないです。
1本ずつ外して点検していきます。その際に端子を清掃していきます。
スロットルボディ側の端子も清掃します。
カップラーを組み上げます。
スロットルボディの汚れもかなりありましたので、指でシコシコと清掃します。
エンジンを始動させて、カップラーやハーネスを動かしても症状は出ませんし、エラーコードも出ません。試走を行い、症状が再発しないことを確認し、作業完了です。ロータスの車両は端子と配線が抜けていたり、接触不良で端子にすすが溜まって導通が無くなることがあります。部品交換の前にこういった確認点検が大事です。この度はありがとうございました。