修理ブログ

Repair Blog

2024/01/28

アルファロメオ スパイダー ヴェローチェ トランスミッションオイル漏れ修理、その他

業者様から、アルファロメオ スパイダーのトランスミッションオイル漏れの修理依頼を頂きました。内容としては、トランスミッション本体からのオイル漏れ修理と、ブレーキフルード漏れの修理です。

クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリング、リバーススイッチ交換、ブレーキマスターバック、マスターシリンダー交換と、クラッチマスターシリンダーなどの交換内容になります。今回の作業ではトランスミッションを外すのでこの際クラッチ関係も一緒に交換という流れになります。

まずは現状確認をします。話を聞いた時は、1度他店舗でオイル漏れの修理をしたと聞いていましたが、確認してみると、ただオイル漏れしていたミッションケースの合わせ面の上から液体ガスケットを塗ってあるだけでした。これではオイル漏れは直りません。

ということで、早速トランスミッションを車両から下ろします。漏れ出たオイルに砂埃などが付着して真っ黒になっています。これも後から清掃します。全体が真っ黒になっているので清掃作業が大変ですね。さて、気を取り直して、トランスミッションケースを外していきます。

ミッションの後ろ側のケースを外します。

次に前側のベルハウジングを外します。ベルハウジング内部も、クラッチダストで真っ黒なので綺麗に清掃します。

清掃が終わったらリバーススイッチも交換しておきます。

ミッションの前後のケースを外すとこんな感じです。これをさらに半分にケースを分けることができます。

こんな感じですね。ここから、合わせ面の清掃をして古いガスケットを剥していきます。清掃が終わったら新しく液体ガスケットを塗って組付けていきます。組付け終わったら次の作業です。

クラッチカバーを外して、クラッチディスクの交換をします。

外すとこんな感じです。

クラッチディスクとクラッチカバーを新品に交換します。

レリーズベアリングを新品と交換します。この部品はベアリング部が悪くなると異音の原因にもなるのでクラッチ交換の際は一緒に交換するのがいいですね。

クラッチのレリーズシリンダーも今回は一緒に交換していきます。

トランスミッションを車両に取り付け、これでオイル漏れ修理とクラッチ交換作業は終了です。

ブレーキフルードのオイル漏れ修理をしていきます。マスターシリンダーとマスターバックの合わせ面から漏れてきています。

まずはフルードタンクの中のオイルを抜き取ります。この時にできるだけオイルを抜いておくと後の掃除が楽になります。

ブレーキマスターシリンダー、マスターバック、クラッチマスターシリンダーを外します。

ブレーキマスターシリンダーを新品と交換します。

クラッチマスターシリンダーを新品と交換します。

ブレーキマスターシリンダーを新品と交換します。

組付けをして、ブレーキフルード配管とクラッチフルード配管のエア抜き作業をします。ブレーキフルードはボディの塗装を剥してしまうほどの成分があるので、しっかりと水で洗い流します。最後に配管などから漏れが無いか、ブレーキ、クラッチペダルの踏んだ時の感触がおかしくないか確認して試走します。試走も終わり最終確認で、トランスミッション、ブレーキマスターシリンダー、クラッチマスターシリンダーからのオイルの漏れが無かったので今回の作業は終了となります。この度はありがとうございました。

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