岐阜県にお住いのN様より愛車アルファロメオブレラがセレスピードの不調で動かなくなったとのことでご来店いただきました。ご入庫時はクラッチの焦げる匂いと、エンジンを始動するとニュートラル表示なのに勝手に前進しようとしてしまう状態です。シフトレバーを動かすと、メーター表記はＲや1速になります。ギアが入って抜けないので、工場にも入れれない状態ですが、まずはテスター診断を行います。

色々検知していますが、メインの故障はシフティングセンサとエンゲージメントセンサが怪しいです。

セレオイルとクラッチフルードの漏れが無いか確認しましたが、異常ありません。クラッチセンサーが正常か確認する為、エンジンを始動し素早くリバースへシフトするとエンジンは止まりません。ＥＣＵがニュートラルではないと判断しているようなので、クラッチは正常に機能しているようです。テスターでエラーをリセットするとセレスピードが動くようになり、ギアが入るようになりましたが、その後ギアが選択されなくなり、また不動に。シフティングとエンゲージメントの両センサーのエラーが再度検知されたので、交換します。

交換後、テスターにてリセッティング等を行い、正常にギアが選択されるようになりました。センサーを交換しただけではＮレンジから動かないので、センサー交換にはテスターが必須です。試乗を行い、セレスピードが正常に作動しているのを確認し、その後テスターで再度エラー検知していないのを確認し作業終了です。この度はありがとうございました。