愛知県にお住いのS様の愛車アバルト595がエアコンが効かないとのことでご入庫いただきました。

エアコンを作動させると室内から“シュー”と大きな音がします。エンジンルームからは聞こえてきません。音はエバポレータがある部分からします。エバポレータからガスが漏れているようですので、ダッシュボードを外してエバポレータの交換となります。

作業前に装備品がどう付いているのかを覚えておく為、画像を保存しておきます。

ダッシュボードを外しました。

ステアリングコラムシャフトメンバーを取り外す際に左右ドアを外す必要があるので、ドアも取り外してメンバーを外します。

これでエアコンユニットを外せます。

エバポレータはユニットごと交換となるので、モードモーターなどを移植していきます。

ユニットを組付け、内装を取り付けていきます。

組付け作業が完了し、バッテリーを接続したら、エアコン以外の電装品を作動チェックしていきます。

真空引きとエアコンガス＆オイルをチャージします。その後にエアコンの効き具合と漏れが無いか確認・各アクチュエータが正常作動しているかも確認していきます。

エバポレータからの排出水が車外に排出しているのを確認し、作業完了です。試乗を行い、ステアリングセンターが出ているか・異音は無いか・メーター等の作動などチェックし、診断機でエラーが無いことを確認して終了です。この度はありがとうございました。