2024.04.03

整備・修理

BMW X5 オーバーヒート

BMW X5 オーバーヒート

愛知県にお住いのH様の愛車BMW X5がオーバーヒートしたとのことで修理のご入庫です。テスターで数値を見ながら暖気を行い、異常が見られないので試乗運転をします。しばらくすると、電動ウォーターポンプの電圧値がたまにおかしな数字になるのを発見。その後も試乗を続けていくとウォーターポンプの回転数が0rpmに。ウォーターポンプの故障です。これはヤバいと脇道に入りエンジンを切り、クーラントを冷やします。その後エンジンを始動すると、ウォーターポンプが復活して元気に回っているので、その隙に工場へ戻りました。

ウォーターポンプとサーモスタッドを交換します。

外したポンプのフィンを回してみるとかなり抵抗感はあります。

新しい部品を組んでいきます。本来はホース関連を交換するのですが、バックオーダーで部品がありません。脱着時はプラスチック部品を破壊しないように慎重に行います。

クーラントを注入し、エア抜きを行った後、加圧して接続部からの漏れが無いことを確認していきます。

外していたアンダーカバーを付けます。

その後、クーラントの量を調整します。

外していたダクトやカバーなどを組付けて試乗を行い、正常に作動をしていることを確認して、作業完了です。今回は車検整備でご入庫いただき、完了してご帰宅される際のオーバーヒートで、誠にご迷惑をおかけいたしました。