2019.10.06

整備・修理

ランボルギーニガヤルド クラッチオーバーホール パワステ故障

ランボルギーニガヤルド クラッチオーバーホール パワステ故障

イタリア ランボルギーニガヤルド 年式2004年式 地域 岐阜県
内容 岐阜県の業者様よりオークションで仕入れた車輛の点検と整備のご依頼をいただき専用テスターを使用してクラッチの残量を点検の結果クラッチのオーバーホールの必要がありと判断しました。ランボルギーニのEギアのみに限らずフェラーリのF1マチック、マセラティのカンビオクルサ、アストンマーティンのタッチトロニックなどイタリアのメーカーマレリ社のシステムを使用している車輛はすべてクラッチの交換が必要です最近の車輌はDCT(デュアルクラッチトラランスミッション)というクラッチ付きですがオーバーホールの必要がないミッションも増えてきていますがランボルギーニだけはアベンタドールなどにまだシングルクラッチが使用されているようです。
クラッチの交換はフェラーリなどと変わらないのでサッサとバラしていきます。バンパー、マフラーなど。交換ついでですがパワステの作動不良の診断依頼もあったので診断していきます。パワステはリンクシャフトの歯がなくなっていました。これではポンプが回らないのでパワステも効きませんね。シャフト交換です。交換後はスムーズに動くようになりました。そしてクラッチの交換です。レリーズベアリングをはじめとして、その他、フライホイールや関連するボルト類なども交換していきます。最後はクラッチの残量をリセットして、クラッチのPIS(半クラッチのミートポイント)を設定しなおして修理完了です。