2021.07.21
整備・修理
【整備】ポルシェ911(type996)|エンジン不調
愛知県からお越しのS様よりポルシェ911(type996)のエンジン不調でお車を
お預かりいたしました。エンジンチェックランプも点灯しています。

まずはテスターにて診断をします。
診断結果はイグニッションコイル失火のエラーを表示していました。

イグニッションコイル不良またはスパークプラグの摩耗の可能性が考えられるため
エンジン内部の点検をしていきます。
イグニッションコイルを外したところ、なんと、コイルがシーリングされています・・・
まさかこのような状態だとは到底思いもしないですよね。

引き続きプラグの点検をしたところ、プラグホール内にオイル漏れがありました。


スパークプラグのチューブを見ると、パッキンが少し潰れていました。
左側がもともと付いていた部品です。オイルで汚れて光っているのと、赤いパッキンが
新品に比べてへたっているのが見てとれると思います。

お客様とご相談し、修理を進めていきます。
スパークプラグ、イグニッションコイル、プラグのチューブを6本交換していきます。
V6エンジンのため片バンク3本ずつ交換をします。

プラグを取り付けする際に焼き付き防止スプレーを塗布しました。

最後に燃料系洗浄剤のインジェクションクリーナーを注入し、エンジン内部からも
洗浄するための添加剤を入れさせていただきました。

作業後試運転にて症状出なくなり、良好となりました。