2023.11.04
整備・修理
ケータハムセブン270 12ヶ月点検
京都府にお住いのS様の愛車ケータハム セブン270の12ヶ月点検のご依頼を頂きました。
エンジンフードを外してリフトアップの準備をします。
セブンのジャッキポイントですが、ジャッキアップのみの場合はサスペンションアームに掛けますが、リフトアップの際はフレームに掛けて上げます。パイプフレームですので、軋みや曲がりが無いよう注意します。
ホイールを外します。
エンジンオイル交換のご依頼をいただいておりましたので、交換します。
ドレンパッキンはゴムタイプですので、ドレンボルトASSY交換です。
オイルが抜ききれたら新しいドレンボルトで締め付けます。
オイルを入れて、エンジンを始動し、量を確認します。
ブレーキダストで真っ黒になっていたホイールを洗浄します。
ブレーキ&ハブ周りを点検していきます。
一通り点検作業が完了したので、ホイールを付けていきます。この際に、ハブのガタも点検します。
ベルトの損傷と冷却水の漏れの有無を点検します。
各電装関連のカップラーが差し込まれているか確認していきます。
サスペンションや駆動系やフレーム等のボルト&ナットの締付確認をしていきます。
エンジンに接続されているホースやパイプから漏れやバンドが緩んでいないか等を確認していきます。セブンはご存じの通りハンドメイドですので、色々な不具合が新車でもあります。国産車のように「締まっているだろう・大丈夫だろう」はNGです。しっかりと点検していきます。今回は新車登録後初回の12ヶ月点検でしたが、ウォッシャーが詰まって出ませんでした。ホース内を清掃し修理しました。
バッテリーを測定します。
エンジンチェックランプが点灯したことがあるとお聞きしていたので、テスターでエラーコードを確認します。
すべての点検を終了し、エンジンフードを取り付けて作業完了です。試走を行い、全ての機能が正常なことを確認します。セブンは運航前点検や、日々のメンテナンス・定期点検が必要なお車です。お困り事がございましたらお気軽にお問合せください。この度はありがとうございました。