2024.06.02
整備・修理
ケータハム セブン250Rカムイ エンジンオイル交換
福井県にお住いのお客様よりケーターハムセブン250Rカムイのエンジンオイル交換のご依頼をいただきました。他の修理依頼も承っておりますが、後にブログでご紹介します。
エンジンはシグマですので、いつも通り作業を行っていきます。
オイルフィルターを見てみるとケーターハム純正品が付いていますが、ぐちゃぐちゃに変形しています。適合する工具が無いのでアジャスタブルレンチで変形するほど締め付けたのか、あるいは外そうとしてアジャスタブルレンチを使って頑張ったが外れなかったのでそのままにしたのか・・・。こちらのお車は初入庫ですのでこれまでの作業はわかりませんが、作業を依頼されたお店がこの状態でお返ししているのであれば、ちょっと・・ダメですよね。
ドレンボルトを外してオイルを抜きます・・・が、ドレンボルトがほぼ締め付けられていません。ケーターハム製オイルパンに使用されているドレンボルトはゴムパッキンが付いていますが、なぜかさらにアルミワッシャが付いていました。これではゴムパッキンの意味も無く、ゴムとアルミのダブルパッキンです。漏れていなかったのが奇跡と思えます。
オイルフィルターを交換します。同じケーターハム純正ですが、変形していても普通に取れましたし、フィルターの締付もできます。なぜあんな状態になるのか・・・。
ドレンボルトも新品に交換します。オイルを注入し、エンジンを始動して漏れが無いことと、オイル量を確認し、作業完了です。
ケーターハムは一般的な車と違いますので、単純な構造だからと安易な考えで知識のないお店に依頼せず、オイル交換一つでもディーラーや専門店へご依頼されることをお勧めいたします。次はスピードメーターが動かなくなる症状を診断していきます。