2016.10.01
整備・修理
アルファロメオ147GTA クラッチオーバーホール セレスピードミッション
今回はかなりの重症でした。最初はセレユニットの変速不良のみだったので、テスターにてエラーコード診断
ポンプが不良だったのでポンプを交換。
その後ミッションとエンジンの隙間からオイル漏れ。
内部からの漏れなのでミッションをおろしてみるとなんとハウジングが割れていました!!
これだけだも十分ありえませんが、ケースを交換するためにバラしているとデフのピニオンが砕け散っていました。
これにもだいぶびっくりしました!!
(基本的にはケースが割れている時点で原則ミッションASSYの交換となります。今回の修理はかなり特殊な例です。)
といっても仕方がないのでデフASSYとベアリング、そしてついでなのでクラッチ周りを交換して最後にケースを組み付けミッションを載せました。
ここまでの作業をすると、最後はセレユニットの更正をしなければいけません。
アルファロメオ純正テスター「エグザミナー」にて最終セッティングを します。
これによりスムーズな変速、発進が実現されます。セレシステムを整備するときには必ず必要な行程です。
修理完了となりました。