2025.07.16
ブログ・整備・修理
アバルト695トリブートフェラーリ チェックランプ点灯
開催日時: 2025年7月16日
開催場所: モータライズ

症状
アバルト695トリブートフェラーリにおいて、チェックランプの点灯が発生。
同時にエンジンオイル交換のご依頼。
点検内容
・エンジンコンピューター(ECU)から故障コードを読み取り
・ブレーキスイッチの導通テスト実施 – 断続的な接触不良を確認
・ブレーキペダルの動作確認 – スイッチ作動時の信号が不安定
・エンジンオイルの状態確認 – 交換時期到来
診断結果
ブレーキスイッチの経年劣化による接触不良と判断。これによりブレーキランプの点灯信号が正常に送れず、車両コンピューターがエラーを検出してチェックランプを点灯させていました。また、エンジンオイルは定期交換時期に達していたため、同時に交換することとしました。
修理手順
ブレーキスイッチの交換
・バッテリーのマイナス端子を取り外し
・ブレーキスイッチの電気コネクターを外す

・古いブレーキスイッチをロックを解除して回転させ取り外し

・新品のブレーキスイッチを取り付け位置に合わせて挿入し、ロックするまで回転
・電気コネクターを確実に接続
・アンダーカバーを元に戻す
エンジンオイル交換
・エンジンを抜き取り
・ドレンプラグのガスケットを新品に交換
・ドレンプラグを取り付け、適切なトルクで締め付け
・推奨オイル(エンジン専用高性能合成油 5W-40)を適量注入
・オイルレベルゲージでオイル量を確認


交換後の作業
・バッテリーを再接続
・診断機を使用してエンジンコンピューターの故障コードを消去
・エンジン始動テスト実施
・ブレーキランプの点灯確認
・オイル漏れがないことを確認
修理後の確認
・チェックランプ:消灯
・ブレーキランプ:正常に点灯・消灯
・エンジン動作:良好
・オイル圧力:正常範囲内
注意点・今後のメンテナンス推奨事項
アバルト695トリブートフェラーリのブレーキスイッチは、経年使用により接触不良を起こすことがあります。以下の症状がある場合は早めの点検をお勧めします:
・チェックランプの点灯
・ブレーキランプの不規則な点灯・消灯
また、エンジンオイルは高性能車の特性を考慮し、5,000km〜7,000km毎、または6ヶ月毎の早い方での交換をお勧めします。高回転・高負荷での走行が多い場合は、さらに交換間隔を短くすることで、エンジンの性能と寿命を維持できます。
まとめ
ブレーキスイッチの交換とエンジンオイルの交換により、チェックランプ点灯の問題は解決しました。車両の安全性と性能が回復し、快適な走行が可能になりました。高性能車であるアバルト695トリブートフェラーリの特性を考慮した定期的なメンテナンスをお勧めします。